護摩木や、お供物を炎の中に投じることで邪気を払いお不動さまにお願いを届ける密教儀式です。
もともとは古代インドのバラモン教の宗教儀式でしたが、大乗仏教の密教が発展する過程で取り入れられました。日本では天台宗や真言宗などの密教系の宗派でのみ行われています。
当山では毎月21日(弘法大師の御縁日)に午後6時から大護摩供養会を厳修しております。
数ある経典の中でも最も多い600巻からなる「大般若経」
正式には「大般若波羅蜜多経」という経典を転読する大法要です。
「大般若経」『西遊記』にも出てくることで有名な三蔵法師玄奘(602~664)が、4年余りの年月をかけて翻訳した経典です。
600巻全て1字1句読むと(真読)膨大な時間がかかる為、大勢の僧侶が大きな声で経題を読み上げ転がすように読みます。(パラパラと経本をなびかせる様子)
この転読の時に起こる風にあたることでその年は無病息災のご利益をいただけると言われています。
人は皆、年々の氣を授かりこの世に生を受けます。
その年ごとに吉凶禍福を与える9つの星を当年星と申します。その星が年々順に廻っていくことにより、善い年まわりと、悪い年まわりができます。
星祭りは、年の変わり目である節分の日に当たり星を祀り、悪い年は悪事災難を免れるように、善い年は一層善くなるように祈る密教儀式です。
ご家族の方や、知人にもお勧め下さい。
お彼岸は毎年2回、春と秋にあります。
春彼岸は春分の日を中心に前後3日間を含めた7日間。秋彼岸は秋分の日を中心に前後3日間を含めた7日間のことを指します。
日本では太陽が真東から昇り真西へと沈む春分の日、秋分の日はこの世(此世)とあの世(彼岸)が最も通じやすい日と考えられご先祖さまを尊ぶ日としても捉えられるようになりました。
当山では春と秋のお彼岸の中日に永代供養法要を厳修させていただきます。
当山の位牌・納骨堂において年に1度合同供養をお勧めします(位牌堂使用者対象)
大喜寺墓地において年に1度新盆の時期に墓地供養を勤めます(墓地使用者対象)
お盆とは地域によって期間や時期に違いが見られますが、全国的には8月13日から8月15日までを指します。
お盆というとお盆休みを思い浮かべる方が多いかと思います。しかし本来お盆というのは盂蘭盆会といい、ご先祖さまをあの世からお迎えして供養する期間のことをいいます。
当山では8月15日の夕方に「精霊送り供養」を勤めています。
お盆の3日間故郷でゆっくり過ごされたご先祖さまを、お寺から仏の世界にお送りします。
施餓鬼会は、食べ物や飲み物を口にすることが出来ない「餓鬼道」に堕ちた者に施しを与え救済し、その功徳をご先祖さまに捧げ慈悲の心を養う法要です。
施餓鬼会では、無縁の苦しんでいる者に思いを廻らせ「自分たちだけが」という我欲を捨て、仏さまと同じ境地で、すべての者が救われてこそ自分も救われるということに繋がります。それが結果として、ご先祖さまへ捧げるご功徳となります。
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